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【田舎暮らしのメリット・デメリット】岡山県出身の私が本音で解説

田舎に移住してスローライフを送りたい!

最近、老若男女を問わず、スローライフや田舎暮らしに憧れる人が増えていますよね。

2011年3月11日に起きた東北大震災以降の放射能被害、南海トラフ地震の危険性などの背景から、その傾向がますます強くなりました。

そこで、岡山県出身・田舎育ちの私が感じる田舎暮らしのメリットとデメリットをピックアップしてみます。




岡山で育った私が語る田舎暮らし5つのメリット

「災害が少ない」

「山・川・海がある(自然が豊か)」

「子育て・医療制度が充実している」

「多様な交通アクセス」

このような理由から、田舎暮らしの移住先として注目されている岡山県。

たしかに自然も豊かだし、私が住んでいた町では高校卒業まで医療費が負担され、2人目の子供は保育料が3分の1になる制度がありました。

あ、あと素敵な温泉が多いのも魅力のひとつですね。

このあたりは、岡山に限ったことなので、田舎暮らしを全体的にみて、
ひとつひとつメリットを紹介しましょう。

田舎暮らしのメリット

  1. 子育て・医療制度が充実している町が多い
  2. 人とのつながりが深い
  3. 自然が豊か。食べ物や水も美味しい
  4. 夜が静か
  5. 生活に必要なもの(家賃や食費)が安い

メリット1.子育て・医療制度が充実している町が多い

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全国的に田舎と言われる地方自治体は子育て・福祉・医療に関する制度が充実している傾向にあります。

最近は、少子化対策の一貫として「移住手当」を導入している地域も増えてきました。

私が最近、すっごいなー! って思った子育てや暮らしの制度が充実している地域はこちら。

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*岡山県和気町の制度や手当

  • 高校までの医療費が無料
  • 幼稚園使用料が無料
  • 無料公営塾の設置
  • 英語特区の導入
  • 移住定住希望者の支援制度
  • 起業支援

参考リンク:WAKESUMU.com

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*高知県土佐町の制度や手当

  • 若者定住促進事業
  • 新規就農研修支援事業
  • 乳幼児医療費助成制度(18歳まで)
  • 住宅改修支援
  • 保育助成金(第3子以降1人につき年額6万円(年度途中から該当となった場合は月割)

参考リンク:高知県土佐町公式ホームページ

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高知県は、「まだ東京で消耗しているの?」のイケダハヤトさんでお馴染みですよね。

私も実際に高知県土佐町へ移住した人から、「子育て中の移住には持って来い」なんて話を耳にすることも。

また、移住先として人気の岡山県の中でも、暮らしや子育て、移住制度が充実しているのが和気町です。
ほどよく田舎で、中心部へアクセスしやすいのが和気町が選ばれるポイントでしょう。

※2017年11月現在の情報です。詳しくは公式ホームページ等でご確認ください。

メリット2.人とのつながりが深い

田舎暮らしの中で特に痛感します。

私が18歳まで過ごした岡山県の田舎では、近所の人がみんな顔見知り。

通学のときに田んぼから「おはよー! いってらっしゃい」と声をかけてくれるおじいちゃん・おばあちゃんの優しさを感じられます。

学校も少ないので、保育園から中学校まで、クラスはほとんど持ち上がりで、クラスの子はみんな幼馴染とか、兄弟みたいな感覚でした。(笑)

また、何か悪いことをしでかした際には、お母さんネットワークですぐに情報がキャッチされるんです。(笑)

子供だった当時はその点が億劫でしたが、親になった今ではありがたいメリットだなと痛感しました。

メリット3.自然が豊か。食べ物や水も美味しい

ジブリみたいな豊かな自然の中で育つ農作物や水って、とっても美味しいんです!

実家も兼業農家だったので、おばあちゃんの育てたお米を食べていました。実家を離れた今でも送ってもらっているので、お米を買ったことがありません。(自慢です。)

外で遊んでいると、近所のおばちゃんが野菜やおかずをお裾分けしてくれることも!!

家の近くの畑からプチトマトをもぎって食べたり、木のみやどんぐりを拾っておままごとをしたり……まさにジブリでいうトトロの世界で育ったのです。

当時の私は、「は~東京や大阪は遊ぶところがたくさんあっていいなぁ」

なんて幼心ながら「田舎育ちコンプレックス」を感じていましたが、

今では何もないから、わざわざ何かを生み出す体験ができて良かったなって思っています。

「足るを知る者は富む」と、いうことわざがありますが、不便でなにもない「足らなさ」は「足るを知れる」のかな。

だって、大人になったら便利な生活から、わざわざ不便な生活を体験する機会ってめったにないですもんね。

メリット4.とにかく静か

私は田舎から都会に出てきて、「都会って朝から晩までうるさいな!! 」って思いました。

救急車や消防車、パトカーのサイレンの音は昼夜問わず鳴る。

夜になっても人の話声がどこからともなく聞こえてくる。

人混みの中では三半規管が麻痺しちゃうくらいノイズをキャッチします。これが都会。

でも、田舎は本当に静か!

そもそも家と家の距離が離れている戸建ての家が多いので、隣の住人の生活音が気になることはなかったです。

消防車や救急車、パトカーの音が聞こえようものなら、地区全体がざわつきます。

夜うるさいのはキツネと猫がケンカする声とか……夏であれば虫の声ですかね。(笑)

メリット5.生活に必要なもの(家賃や食費)が安い

都会と比較して、土地・家賃・食費が安いのも田舎暮らしのメリット。

食費に関してはその地域の特色が表れやすく、海が近ければ魚・畑が多ければ農作物が安いです。

スーパーの食料品売場は、際立って安いという訳ではありませんが農家さんから直接仕入れた野菜や加工品が売っている「道の駅」や「青空市場」みたいな、地域密着型で地産地消を推奨しているお店がとにかく安い!!!

岡山出身の私が本音で教える・田舎暮らし4つのデメリット

私が思う田舎暮らしのデメリットは以下の4つ。

田舎暮らしのデメリット

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  1. 車社会、交通アクセスが悪い
  2. 人とのつながりが深いから面倒くさい
  3. 仕事、学校が少ない
  4. 賃金も都会と比較して安い

デメリットもそれぞれ解説しますね。

デメリット1.車社会、交通アクセスが悪い

これは住む場所にもよるけど、実家は車がないとダメな地域でした。

岡山が「新幹線、岡山空港、電車、バスと、交通網も多様なので、交通アクセスが良い」と、いわれる部分は正直微妙です。

だって、実家から駅まで車で30分くらいかかるし、新幹線が通ってる岡山駅までは1時間以上かかるし、バスの本数は少ないし、岡山空港使いにくい&遠いですもん……。

ほとんどの田舎が病院やスーパー、生活に必要な行動に車が必要かと思います。

田舎の高齢者ドライバーが免許を返還しないとニュースになっていますが、「免許が返還できない」ってニュアンスに近く、免許を返還してしまうと、ライフラインが断たれてしまうのです。

少なくとも、私が住んでいた地域ではそうでした。

先日、祖父が免許を返還し、その特典としてタクシーチケットをいただいていましたが、「そのチケットだけじゃまかなえないだろう……。」という印象を受けました。

タクシーだけでなくバスを利用すれば良いのですが、バス停まで歩いて30分かかります。高齢者にはキツいですよね……。

若いときは田舎暮らしも問題ないかもしれませんが、田舎へ定住すると考えているなら、高齢者になったときのビジョンもイメージしておくべき!

デメリット2.人とのつながりが深いから面倒くさい

田舎は人とのつながりが深い反面、そのつながりに面倒くささを感じることも。

「●●さんちの◆◆ちゃんがね、こうこうこうで~☓☓☓」

「□□さんと☓☓さんの話、聞いた? 」

みたいな。とにかく人の話が大好き。

野菜とかおかずとかをお裾分けしてくれるような世話好きが多いけど、その世話好きが余計なおせっかいを招くことがあります。

私の田舎は、都会から若い人が移住してこようものなら、一瞬に話題になっちゃいます。

移住して馴染むまでは人間関係に悩むことがあるかもしれません。

もしも悩んだら、「この人たちは悪口が言いたいんじゃない、気になるだけだ……」と思ってくださいね。(笑)

THE・田舎な気質の人って、「何者なのか? 」って部分が明確になれば、徐々に心を開いてくれるので、「自分がどこからやってきて・何をしているか」伝えると良いですよ。

あと、地域によっては田舎ならではの付き合い(消防団とか青年団とか)に参加する必要もあるのでご近所さんに確認しましょう。

デメリット3.仕事・学校が少ない(進路が制限されることも)

田舎は人口が少ないので学校も選べる仕事も少ないです。

仕事に関しては、仕事がないというよりは、あるのはあるけど、この職種ばっか! みたいな感じ。

また、学校は高校までは地元にいても、大学・専門学校に進学するとなると、8割の人が県外の学校へ進学していました。

デメリット4.賃金も都会と比較して安い

都会と比べて物価は安いものの、賃金も安いです。

例えば東京の最低賃金が2017年11月現在958円に対し、岡山県は781円、高知県、沖縄県は737円と約200円もの開きがあります。

逆にフリーランスなど、場所に関わらずできる仕事であれば、収入を維持しながら安い物価で暮らせますが、最低賃金が異なれど、支払う年金や保険料は同じですからね……。なんでやねん!

【自休自足の実態】田舎暮らしは本当にスローライフなのか?

「あ、私は自給自足のスローライフがしたいから、仕事は少なくても大丈夫ですよ!」

なんて田舎暮らしへの憧れを抱いている人は危険信号。

自給自足はスローライフじゃないです。

私の友達も、田舎暮らし×自給自足の生活をしていますが、本当にスローじゃない。

思い描いているようなスローはありません。

農業の経験がある人はイメージできるでしょうが、

台風が来ようものなら、水が増えすぎないよう田んぼの水位を調整する。

田畑の農作物がイノシシや鹿に荒らされようものなら駆除に徹する。

買い出しやらに時間がかかる。

農業はとにかく体力勝負。次から次へとタスクが溜まる……

と、いった感じ。あえて言い切りましょう。スローライフは幻想だと。

もちろん、こういう生活ならではの豊かさがありますし、お勤めだと感じることのできない「ゆっくり」はあります。

しかし「楽をしたいから田舎で自給自足、スローライフに生きていく! 」って思っているのなら、考え直してください。

参考までに自給自足で生きる友達のタイムスケジュールを掲載しておきます。(独身男性・農業のケース)

[box class=”pink_box” title=”田舎で自休自足生活をする友達の例”]

05:00 起床・身支度・朝ごはん
06:00 涼しいうちの畑のお手入れ・作業
07:00 農作物を販売している店へ商品を持っていく(片道30分)

09:00 帰宅・畑仕事再開
12:00 昼食・休憩
13:00 お風呂の薪集め・薪割り
14:30 動物たちのお世話
15:30 夜に備えて罠の確認・設置等(夜にイノシシが荒らしにくる)
16:00 帰宅・家事を行う
18:00 夕食やお風呂、ゆっくりタイム
20:00 村の会合などがある日は参加

21:00 就寝・趣味の時間など

[/box]

 

まとめ.田舎へ移住したいなら、メリットとデメリットを知っておこう

ネットが普及したことから、情報に対する格差は縮まってきています。

多彩な働き方も確立されてきているので、今後はもっと田舎暮らしのメリットが増えてくるのかな? と思ったりもしますね。

私自身、田舎で幼少期を過ごして良かったと実感しているものの、

都会暮らしから田舎暮らしへシフトすると、価値観のギャップを感じる瞬間が多く、

また、地域によって特色も異なってきます。

もし、あなたが田舎暮らしを考えているのなら、実際にその土地へ足を運んで、肌で感じること。

ネットでもある程度情報収集できますが、行ってみなくちゃわからない部分がたくさんあるからです。

最近では、移住・定住制度として「おためし移住」を導入している地域もあるので、いろんな制度や取り組みを利用してみましょう。

何もなくて、何も変わらない。普遍すぎて変化がない自分の田舎がイヤになったこともあるけれど、今は帰省するたび、その普遍さにホッと安心してますよ。(笑)

あなたも自分にピッタリの『田舎』を見つけてくださいね。

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ABOUT ME
ボーボーママ
2児の母。お肉とビールが好き。フリーライターです。