Webで活躍するライター・ブロガーなら、「わかりやすい文章とは?」「SEOに強い文章ってどう書くの?」「そもそも、SEOって何?」と思ったことは一度や二度ではないですよね。
そんなWebライター・ブロガーさんの悩みを解消できる本「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉」を紹介します。
この記事の目次
沈黙のWebライティングってどんな本なの?
著者はウェブライダー代表の松尾茂起さん。「Webを通じて、モノ・コトの価値を“分かりやすく”伝えるプロ集団」Webコンテンツの制作やツール開発などを手がける会社です。『ウェブライダー』という名前を耳にしたことがある方もいらっしゃるのでは?
著者の松尾さん・ウェブライダーはWebライティングのセミナーを頻繁に開催しています。
参考(ウェブライダーHP);https://web-rider.jp/
『沈黙のWebライティンング』をおすすめしたい人
ちなみに私が『沈黙のWebライティング』を心からおすすめしたい人はこんな疑問を抱いている方です!
・ブロガー・ライター・アフィリエイターとして一つレベルアップしたい
・SEO(検索エンジン最適化)について学びたい
・セールスマーケティングって何?
ライター・ブロガー・Webメディアの編集者…全てのWebに関わる人必読の書と言っても過言ではありません。
専門書を読むのが苦手な人も読みやすいよう、ストーリー仕立てであったり、イラスト付きであったりと『頭にスッと入ってきやすい』内容になっています!
ライター・ブロガーが沈黙のwebライティングで学べる3つのこと
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沈黙のWebライティングで学べることは、3つではないのですが……。ありすぎてまとめられないので、私が印象に残ったことを3つ紹介します。
検索ユーザー(google)は何を求めている?
Webコンテンツを制作する人なら、誰もが目指す「Google検索1位1ページ目」。どんなに素晴らしい記事を書いても、広大なWebの海では『いい文章』が評価されるというわけではありません。
では、「Google検索1位」になるには、どうしたらよいのでしょうか?
その答えは『検索ユーザーが何を求めているか?』を考えることです。
本書には、「検索ユーザーが何を求めているのか?が具体的に書いてあります。あなたが思っているニーズと、世界が思っているニーズは意外と違うかもしれない。そんな気づきを与えてくれますよ。
人は感情で動く生き物
漫画の中で、主人公と敵キャラが戦いを繰り広げている最中に「主人公の勝ちたい理由」「敵キャラの暗い過去」などが挿入されることがありますよね。シンプルに「戦いの勝ち負け」を描かないのはどうしてでしょうか?
その理由は「人は感情で動く生き物」だから。
個人の見解ですが、「沈黙のWebライティング」が物語仕立てになっている理由は、おそらく「読者を感情で動かしたい」からなのだと思っています。
とはいえ、Webコンテンツは小説や漫画のみではありません。Webコンテンツが日記や小説でなければ、「宣伝したいもの」があるはず。
そして、「宣伝したいもの=商品」を選んでもらうのが使命なのです。
「沈黙のWebライティング」では、商品・サービスを選んでもらえるためのライティングテクニックが学べますよ!
バズにつながるコンテンツを作るには?
誰もがSNSアカウントを持つ時代になりました。Twitter・Instagram
SNSで拡散されるコンテンツは被リンク獲得・外的SEOの強化につながります。
では、バズにつながるコンテンツを作るにはどうしたらいいのでしょうか?
本書では、「マズローの要求5段階説」を用いて説明されています。
マズローの要求5段階説とは、
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 所属と愛の欲求
- 承認欲求
- 自己実現の欲求
のこと。
人はコンテンツをシェアすることで、存在をアピールしたり、コミュニケーションをとろうとします。
ツイッターのフォロワーを増やす方法としてよく言われるのは「インフルエンサーのツイートを引用RTする」「積極的に絡む」など。
どうしてこれらをするとフォロワーが増えるのか分かっていますか?
原理を理解すると、SNSでバズるコンテンツを作ることができるようになりますよ(私はまだまだ実践できていませんが…)。
無料版と有料版の違いって?
本書は元々無料でWeb連載されていたもの。
URL:https://www.cpi.ad.jp/bourne-writing/seo-writing/
書籍版は、まさかのエンディングと詳細な解説(約100ページ)が追加されています。
この本は解説が本編。解説だけでも2,000円の価値がありますよ。
購入を迷っているなら、まずは無料版から入ってみてはいかがでしょうか?
さらにライティングスキルを高めたい人は…
「沈黙のWebライティング」はシリーズ2冊目。
1冊目の「沈黙のWebマーケティング」も合わせて読むと、マーケティングや心理学がより深く学べます。
ライターとして本格的に文章を書いている人・編集者なら、松尾さんが開発された校閲ツール「文賢」も使ってみてくださいね。
校閲ツール・文賢を現役Webライターが3ヶ月使ったレビュー|メリット・デメリットを解説