2人目の妊娠がわかった瞬間、脳裏をよぎったのは「上の子も今までと同じように愛情をもって接することができるのだろうか?」という悩みでした。
「下の子は可愛いよ」とか「2人目が生まれてから、上の子が可愛いと思えなくて」とか。
そんな話を耳にしていたので、私自身も2人目妊娠中から現在まで、「平等に育てたい」と意識していました。
しかし実際に出産が終わると、
2人目の子の夜泣きや、上の子の赤ちゃん返りにイライラすることも……。
そのたび「ダメなママだ!」と自分を責めたものです。
さてさて、前置きが長くなりましたが
上の子が4歳、下の子が2歳になった現在。2人目出産当時よりは、【上の子と下の子の温度差】を感じなくなりました。
そこで今回は2人目が生まれたら、どうして上の子がかわいくないと思ってしまうのか?その理由と対処法についてお話します。
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この記事の目次
2人目が生まれて「上の子がかわいくない」と悩むお母さんの気持ち
私のInstagramに寄せられた「上の子をかわいいと思えない」という悩みを抱えているママさんたちからの相談です。
わかりますよ……。
私も上の子を叱りすぎて、寝静まったあとに寝顔を見て「怒りすぎてゴメン!!」と反省して、また次の日に鬼ババア化していました。
でもでもでも、子供たちは赤ちゃんから幼児になった今、どうして上の子にきつく当たっていたのか、その理由がわかった気がします。
2人目が生まれて上の子にイライラしてしまう理由はママにも子供にもない
2人目を出産した当時、鬼ババア化していた私の目線から、2人目が生まれて上の子にイライラしてしまう理由を考えてみました。
結論からいえば……「上の子にイライラしてしまう私は、性格が悪いだ!!ママ失格!!」というわけではありません。
性格とか性質とかではなく、物理的な時間・体力不足や環境の変化です。
2人目育児は、上の子も遊んであげなきゃいけないし、「赤ちゃんと一緒にお昼寝をしましょう」なんてアドバイスも通用しないこともあるでしょう。
今まで通りにできていた家事や育児ができなくて、溜まった洗濯物や食器を横目に泣きわめく子供をあやす……。汚れていく『家事』に焦りながらも、動かない体と頭で小さな赤ちゃんを抱えている腕は、なぜだか重たい鉛を抱っこしているような感覚。
私もそんな時間を過ごしていました。
子育てだけではないのですが、人間って「時間が足りない」ことにひどくストレスを抱くのです。
しかも子育てになると、子供の体調や気分で思い通りに進められない家事も増えるでしょう。
「子供とず〜〜〜〜〜っと一緒の24時間なんて長い!けど、なんで家事が片付けられないの!!!」と、長いけれど台風のように過ぎ去っていく毎日に、不安や苛立ちを抱くのも無理はありませんよね。
「上の子にイライラしてしまう」この原因は、疲れた心と体で時間の足りない毎日を過ごしているから誘発してしまうだけであって、お母さんという役割が向いていないということではないと思います。
「上の子にイライラしてしまう」この理由がお母さんや上の子にあるわけではないんですよね。
たとえば上の子が、いたずらをしてイラっとしてしまうのは年齢的な問題です。もしもお母さんがしっかり寝れていて、体力にも心にも余裕があれば、受け止め方が違うと思います。
2人目が生まれてから上の子にイライラするときの対処法
とはいえ保育園や幼稚園に入園するまで、まだまだ期間があると、「いつこのイライラした毎日が終わるんだろう」と絶望的になりますよね。
私は一応、保育園の入園目処が立っていたのですが、夫に「これもあと●ヶ月で終わるんだから」と言われて絶望的になっていました。
なぜならそれまで、自分の体力と心がもってくれるのか不安だったからです。
それもそのはず。だって2人目育児は誰にとっても人生で初めての体験。自分がどうやって2人目育児をこなしているのか、イメージが湧かなかったのです。
そんな私が上の子にイライラしてしまうママへ、ちょっと意識してほしい対処法をご紹介します!!
対処法1.今まで通りにしようと思わないこと
「二人目が生まれても、上の子に寂しい思いをさせたくない。今まで通り、家事も育児も頑張りたい!」そんなお母さんの決心は、素晴らしいのですが……二人目出産後に『今まで通り』に家事も育児もこなしていくのは無理!!断言しましょう。無理です。
いや、今まで通り頑張れるパパやママもいると思いますが、私は無理でした。
逆に「二人目が生まれても今まで通りに……」という決心が、自分の首を締める原因となったのです。
ただでさえ大変な子育て。そこにもう1人、子供が加わるわけですから……。今まで通りにできなくても仕方がないです。
我が家の場合は洗濯物も3日に1度、まとめてやるようになりました。毎日掃除機をかけるのもやめました。そのかわり、「子供が寝る場所だけ清潔にしておこう!」というルールを作っていたので、今までよりかなりズボラな家事となっても罪悪感を抱きにくなったのです。
子供が増えるからこそ、ますます頑張らねばと気張ってしまうのは、ごくごく自然なことですが、子供が増えたからこそ、ペース配分を再検討することも必要かな。
対処法2.上の子と秘密のご褒美を共有する
下の子が生まれたばかりのときは、物理的に上の子にかまってあげる時間がありませんでした。
新生児のときはお外に出られないし、上の子が遊ぼうと誘ってきても、授乳で手が話せない時間もあります。夜泣きがある期間だと、遊ぶ体力すら残っていないんですよね……。
純粋無垢な上の子にとって、この差が『贔屓』に感じていないか凄い不安でした。
なので、1日の終わりに秘密のご褒美を共有することにしたのです。
たとえばアイスを買ってきて、「これはママと●●ちゃんだけの秘密。特別なご褒美だから」と特別感を演出してみたり、「●●ちゃんだけ、特別ね」って言葉を露骨にかけていたり。(笑)
うちの子には、これが効果的でした。「そんなことしたら、今度は下の子が……」と思うかもしれませんが、下の子はまだ言葉がわからないし、すぐに寝ちゃうので、コッソリ共有すれば問題ないです。
対処法3.イライラより手を抜いてニコニコできる時間を作る
家事も育児も手を抜いているのに、もう手を抜けるところがないなら、がっつり家電に頼ってしまいましょう。
私も「おいおい、もう手を抜ける家事なんかないぞ……」と思い始めた頃、便利家電や便利グッズを購入しはじめました。
個人的ヒットは食洗機ですね……。我が家は狭い賃貸なのですが、小さめの食洗機を購入しました。
食洗機ジェイムの口コミ!エスケイジャパンの工事不要な食洗機を徹底レビュー
イライラする要素をとにかく減らす。とことん手を抜いて、ニコニコできる時間が増える方がいいなと思うので。「やらねば」という価値観を究極に削り取っています。(笑)
下の子が可愛いと思える気持ちは上の子からのプレゼント
「下の子が生まれてから、上の子にキツくあたってしまう……」「下の子の方が可愛いんじゃ……」この問題、どの家庭でも経験があると思います。
けれど『キツくあたる』にも、いろんな理由があるし、「下の子が可愛い」と思える気持ちは上の子を育てた経験があるからこそ。
時間がなかったり、年齢を考慮して『キツく叱らなくちゃダメな場面』があったり……。とくに、上の子を叱らねばならない場面があると、叱ったあとに「ああ、上の子ばかりにキツく叱ってるわ」となってしまうんですよね……。
ただ0歳の赤ちゃんと、5歳の子供では接し方ももちろん変わってきます。年齢的な『差』もあるので、「上の子に厳しくしてしまう」と思う瞬間は誰でも経験しているのです。
可愛いなぁと思える理由は、上の子の育児で培った『経験』があるから、子育てに余裕が生まれているから。
「1人目の育児のときは、こんなに可愛いと思える瞬間がなかったから、二人目可愛い!」みたいな。あれね、1人目の経験がそうさせてくれているだけで、愛情に差があるわけでもないと思うのです。
下の子が可愛いと思える気持ちは、お姉ちゃん、お兄ちゃんからのプレゼント。「1人目より2人目の方がかわいい」と思える理由は、1人目の子供と過ごした経験から生まれた余裕なのかなって。
まとめ|2人目も1人目も愛情に差はない
2人目が生まれると、1人目も平等に愛せているのか不安になったり、慣れない兄弟育児にイライラして、キツくあったり……。けれど「平等に愛する」って、平等に手をかけるとはまた違うような気がします。
だって、年相応の接し方をするのですから、赤ちゃんと幼児では『お世話する時間』にも差ができるはずです。お世話している時間の多さだけでは愛情は測れません。
今まで通りにしようと思わないこと。そして、2人目が可愛いと思える気持ちは、1人目からのプレゼントであることを認識すれば、少しだけ育児に余裕が生まれるかなと思います。
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