フリーランスは賃貸審査が厳しいとか、ローンが組めないといわれています。実際に私もiPadを購入する際、ショッピングローンの審査に落ちてしまいました。
が!
この度、住みたい賃貸物件の審査に通過できたのです。
今回はフリーランスの賃貸審査が難しいといわれる理由と、私が審査を通すために行った対策についてお話します。
この記事の目次
フリーランスは賃貸の審査に落ちやすい理由
フリーランスが賃貸の審査に落ちやすいといわれている理由はずばり・・・社会的信用です。
もちろん、フリーランスでも会社員以上の収入を得ている人はいますが、突然、仕事がなくなるなどのリスクも抱えています。
賃貸の審査は『家賃に見合った収入を安定して稼ぎ続けられるか』『住民とトラブルを起こすことがないか』を見ているので、収入が不安定なフリーランスより、サラリーマンの方が『安定している』と判断されやすいのです。
大家さんがフリーランスを嫌うケースもある
保証会社の審査に通ったとしても、大家さんも入居者の情報を見ているので、「フリーランスは入居してほしくない!」「子連れは入居してほしくない!」と大家さんに断られるケースも珍しくありません。
以前、家賃10年分の貯金があるのに、賃貸の審査に落ちてしまったフリーランスのツイートが話題となっていましたが、このケースも「保証会社の審査に落ちた」という口実で、大家さんが断っている可能性も考えられます。
私も物件を借りるにあたり、不動産屋さんといろいろお話したのですが「保証会社の審査に落ちたかどうかは仲介業者しかわからないので、保証会社の審査には通過しているけれど、大家さんが拒否したケースもあるよ〜」と教えてもらいました。
保証会社だけじゃなく大家さんが職業や家族構成にこだわりがある場合もありますからね……。お部屋探しの時点でも、ニコニコしておくことをおすすめします。
フリーランスが審査に通過しやすい保証会社は?
賃貸の保証会社は大きくわけて3種類あり、以下の順番で審査の厳しさも変わってきます。
- 信販系保証会社 オリコなど
- LICC系保証会社 全保連など
- 独自系保証会社 日本セーフティー casaカーサなど
信販系保証会社は、クレジットカードなどの情報を閲覧できるので、いちばん審査が厳しい保証会社です。
LICC系保証会社は家賃滞納情報等を閲覧できる保証会社。そして、独自系保証会社は、信販系の情報もLICC系の情報も参照できないので、自分たちの持っている情報で審査をする保証会社です。
よって、いちばん審査がゆるく通過しやすい保証会社は、独自系保証会社です。
フリーランスの私が賃貸審査に通過した経緯
私は2016年に開業したので、フリーランス4年目になります。夫もフリーランスなのですが、数年前に任意整理をしているので、私の名義で賃貸を契約しました。
収入に対する適切な家賃は手取り月収の3割といわれていますが、私の場合、去年の年収が600万円だったものの、課税所得を考えると、手取り月収の3割に家賃が収まっていません。
また、小さな子供が2人いて、保証人となってくれる義母は年金暮らしです。
私自身、2年前にキャッシングの返済を滞納した経験もある(こちらは完済済みですが……)ので、正直いって審査に通るか不安でした。
目星をつけた物件が2つあり、2つとも審査に通してみた結果……信販系保証会社(オリコ)の物件も、独自系保証会社(日本セーフティー)の物件も、見事通過したのです!!!
考えられる要因としては、義母が年金暮らしだけど『ローンのない持ち家』に住んでいることかもしれません。
保証会社の審査基準は非公開だけど、キャッシングの滞納履歴がある私がどうして、オリコの保証会社で審査に通ったのか不思議です。
フリーランスの私が賃貸審査通過のために用意したもの
オリコの審査でも、日本セーフテイーの審査でも、収入を証明するために、前年度の確定申告の提出をお願いされました。
また、同居人である夫の収入は自己申告のみ。保証人関連の書類も不要とのことでしたが、オリコの審査時は、保証人になってくれた義母に連絡が入ったそうです。
ただ、賃貸の審査に通過しにくいといわれているフリーランスですから、「これだけじゃ落ちちゃうんじゃ……」とハラハラしていました(笑)
もしも、追加書類が必要になった場合は、また連絡しますとおっしゃってくれていましたが、「とにかく審査に落ちたくない!!」と思っていたので、提出を義務付けられていない書類も添えました。
- 契約者の確定申告の控え(コピー)
- 契約者の貯金残高証明書
- 主要取引先の名刺
フリーランスの場合、代表者が『自分』なので、どんな仕事をしているかわかりにくいんですよねぇ……。
お世話になっている取引先に「賃貸審査があるので、審査の際に名刺を提出させてください〜!」とお願いしておきました。
また、貯金残高証明書も一緒に提出しています。大家さんがいちばん不安なのは、いつ仕事がなくなるかという部分なので、「仕事がなくなっても当面大丈夫な貯金があるよ〜」ってことも証明しました。
フリーランスの賃貸審査で重要になる項目は『人柄』?
賃貸審査は安定した収入と、収入に見合った家賃であること。そして、特定の保証会社で滞納歴やトラブル歴がないかなどもチェックされます。
LICC系の保証会社は、協会に加入している会社間で情報を共有しています。たとえば全保連で滞納歴があるから、近畿保証サービスで審査をしたとしても、同じ協会なので、近畿保証サービスも全保連での滞納歴を閲覧できてしまうのです。
フリーランスに限ったことではありませんが、滞納歴がなく、安定した収入があったとしても「なんだか近隣トラブルを起こしそうだなぁ……」「家族構成的に、騒音が気になるかもしれないなぁ……」と思われてしまうと、大家さんに入居を断られる可能性もあるので、お部屋探しの時点から、ニコニコ愛想よくすることも肝心ですね!
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まとめ|フリーランスでも賃貸審査に受かる!
実際に私も審査に通過するまで、ドキドキハラハラしていました。過去にショッピングローンを組めなかった経験もあったので「本当に借りられるのだろうか?」と思っていたのです。
けれど、フリーランス仲間に聞いてみると……「フリーランスだけど通ったよ〜!」という体験談もたくさん聞けました!
もちろん、「フリーランスは入居させたくない!」という大家さんもいると思いますが、それはどんな職業でも、環境でも、大家さんの好みがありますからね…(汗)
フリーランスは審査に通過できないというわけではないので、私の経験があなたの参考になれば嬉しいです!