自分のことを好きになる方法が書かれた本を読み漁っていた中学生の頃。私は自分が嫌いでした。
『自分を愛するためには、弱い自分を受け入れる』
『あなたは世界にたったひとりの存在、自信を持って!』
とか。自分のことを好きになる(らしい)方法が書かれた本をめくっては、「それができたら困ってない」とモヤモヤするだけだったのです。
そんな私でも「自分が嫌い」と感じる瞬間が(ほとんど)なくなって、自分に自信をもてるようなりました。
自分を好きになるために実践した3つの方法を紹介しましょう。
「自分のことが嫌いで……」と思っているあなた、5分だけ私の話を聞いてみませんか?
自分を好きになる・自信をつけるために実践した3つの方法
自分のせいかもっていちいち思わないようにした。
自分のことが大嫌いだった当時。人を嫌いになる自分に、ひどく嫌気がさしていました。
今思い返せば「え?」って感じなんですが、この手の自己嫌悪にどれだけ悩んだことか……(笑)
「○○先輩に無視された。冷たい人だなぁ……なんて思う自分、性格悪いわ~」ってモヤモヤしていたんです。
でも、人の嫌な部分が目につくことって悪いこと?誰だって相性はあるし、どんなに気のいい人でも、苦手な人はいます。
人を嫌いになる自分が嫌い。こう感じる原因はどこかに「自分のせいかも?」って不安があるからです。
「冷たい態度をとられた。嫌な人!でも、もしかして私が何かしちゃったのかも」人の態度って自分との関わりだけでなく、その日の気分によって左右されます。
そりゃ、相手の気に触ることをしてしまったのならば「申し訳ないなぁ、私のせいかも」って思うかもしれません。
けれど誰かの嫌な態度をすべて自分のせいかもって思っていたら、キリがないんです。
- 相手の気になる態度を自分に結びつけ、誰かの言動や顔色が気になる。
- 苦手だなとか、嫌いだなって瞬間も増える。
- そして、そんな自分が嫌になる。
この悪循環から抜けるためには、いちいち自分のせいかもって思わないこと。結び付けないこと。(自分を責めない)
良い意味でも、悪い意味でも、人って他人のことを気にしていないんですよね。
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他人と比較してもいいけど、比べた数だけポジティブ変換
「あの人は勉強ができてすごいなぁ。それに比べて私なんて」
「いつも人気者で羨ましい。私は嫌われてばかりだ」
誰かと自分を比較して、落ち込むことも多かったです。比べなきゃ落ち込むことすらないんですけどね。
それができないから悩んじゃう。一人で勝手に悩んで疲れちゃう。
どうして人と自分を比べちゃうんだろう?
そう考えてみたとき、『優越をつけたがる自分の存在』に気が付きました。
あの人より劣ってる・あの人より優れているって、優越を重視して比較するから「自分ってダメだな」と思っちゃうんです。
他人と比較するのをやめればいいんですが、難易度高いと思いませんか?
そこで、私は比較する視点を変えてみました。『比べた数だけ、ポジティブに変換する』というマイルールを作ってみたのです。
人と比べて落ち込むループから抜け出すルール
たとえば、「○○ちゃんはいつも人気者。でも、私は……。けれど、狭く深くっていう交流関係を心がけている!」とか。(笑)
比較して、落ち込んだ数だけ、ポジティブ変換を行ってみるというルールです。以外と効果テキメンでした。
というのも、自分のことが嫌いになる人の傾向として『完璧主義』な特徴があります。
だからこそ、謎のマイルールを徹底できるんです!
「あ、やっべ。1回卑下したから一個いいところ見つけよう!」と、地道にルールを守り続けたらポジティブ思考のクセがつきました。思考は日々のクセですからね。
ちょっと無理やりだけど、意識して矯正していけばそれっぽくなるんです。胡散臭く感じるかもしれませんが、これほんとに効果がありました(笑)
それでもしんどい、辛いと感じるときはムリして人と関わりを持たなくていいんです。
もう一度いいます。
良い意味でも、悪い意味でも、人って他人のことを気にしていないんです。
普通や常識を疑ってみる
自分のことが好きになれない。自分に自信がない……。
過去の私もそうですし、今でもこういった相談を受けて痛感するのですが、「自分が嫌いっていう人ほど、完璧主義な傾向にあるな」と思っています。
「普通はこうだから、○○しなきゃいけない」
「本当はやってみたいけれど、常識的に考えるとやめておいた方がいいかな」
自分が嫌いと思っているあなた。
あなたが普通とか、常識とか思っている『何か』はただの思い込みです。
「自分の思い込んでいる普通からかけ離れたことがしてみたい。けれど常識的に考えると……」
と、思い込みの常識は挑戦する気持ちや、自分を認める行為の邪魔になります。
普通ってなんだろう?
常識ってどういう意味?
普通や常識とされていることに、どうして?なんで?を抱いてみてください。
そうすれば、『自分のことが嫌いになる習慣』から抜け出せます。良い意味でも、悪い意味でも、人って他人のことを気にしていません。
まとめ
「自分に自信がない、自分のことが大嫌い……」
そう思っていた時期、鉛のように重たい体にいつも誰かの視線を感じていました。
自分や誰かの一挙一動に神経を張り巡らせては、不安になる毎日。
もともと自己肯定感が低いタイプではなかったのに、悩めば悩むほど、ネガティブな感情が湧くばかり。
「こうすれば良くなるよ!」って本に書いてあったり、誰かがアドバイスしてくれたりしても、
「そんなわけない……」とやってみる前からあきらめていたんです。
けれど、思考回路ってなんでもないクセの一部に過ぎません。
「どうせ変わりっこないだろう」と思っても、「大丈夫」って口にしてみるのはタダ。
そして、さいごにもう一度言わせてください。
良い意味でも、悪い意味でも、人って他人のことを気にしていないんです。
要するに、付き合いたくない対人関係。ストレスに感じる環境を思い切って断ち切るのもひとつの手段。
一歩踏み出すって、怖かったり、勇気がいったりするけれど……
「自分のこと、大っ嫌い」なんて思っていた私も、10年経った今では自分の性格の悪さに開き直ったかのように過ごしています。
あなたがちょっとでも自分のことを好きになれますように。