近年、クラウドソーシングを活用して在宅ワークをする人が増えてきました。私もその中のひとりです。
しかし、「クラウドソーシングは危険。お給料が振り込まれない!」「クライアントとのトラブルも多いんだって……。」なんて、クラウドソーシングのトラブルや評判を耳にすることもありますよね。
これからクラウドソーシングをはじめたいという人に向けて、クラウドソーシングを安全に活用するポイントを紹介していきます。
この記事の目次
クラウドソーシングは危険?まずは仕事の形式を把握しよう!
私が利用しているクラウドソーシングサイトはランサーズとクラウドワークスです。この2つのクラウドソーシングサイトには、3つの形式の仕事があります。
- プロジェクト形式
- タスク形式
- コンペ形式
クラウドソーシングを安全に使うためには、それぞれの違いを把握しておきたいところですね。ザックリ説明していきましょう。

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プロジェクト形式とは?
クライアントが仕事の募集をかけ、集まった提案(履歴書とか、見積もりみたいな役割)の中から採用された人が、業務を1対1のやりとりで進めていく形式。
タスク形式とは?
アンケートや体験談、データ入力など、比較的簡単な作業を複数の人に発注する形式。自分の好きなタイミングで着手でき、提案をする必要もありません。
クライアントが作業を承認した時点で報酬が発生します。
コンペ形式とは?
主にネーミングやロゴなどの募集に対して、集まった「成果物」の中から採用者を選ぶもの。採用された人だけが報酬を得ることができます。
中でも、プロジェクト形式で受注している人が多い印象なので、プロジェクト形式を中心に、クラウドソーシングを安全に活用するポイントを触れていきます。
クラウドソーシングで仕事を探すときに注意したい3つのポイント
クラウドソーシングを活用して、1年半。幸いなことに大きなトラブルもなく、会社員同等の報酬を得ています。
そんな私が、安全にクラウドソーシングを使うため、気をつけていることは、
- 依頼内容を確認する
- クライアントの情報
- 報酬・作業のバランスを考える
この3点です。
注意点1.依頼内容を確認する
仕事を選ぶとき、ついつい報酬ばかりに目が向いていませんか?けれど、確認すべき点はそこだけではありません。
クラウドソーシングの依頼内容で確認すること
- 納期
- 執筆ジャンル
- 画像の選定や作成の有無
- 秩序や法律に反していないか
上記についてもしっかり確認しましょう!秩序に反していないかどうかってかなり重要ですね。
いくらクライアントから、指示があったとしても、
- 他人のSNSやブログなどから写真を無断で使用・複製すると、著作権侵害
- 医薬品以外の特定商品で医薬効能を謳うと薬機法違反
こういった作業には注意が必要です。
信憑性のない健康関連の記事で(ウェルクで言えば、腸洗浄は塩水でできる!みたいなトンデモ記事)ユーザーがそれを信じて損害があった場合は一般不法行為にあたります。
ウェルクの一件から、クラウドソーシングサイト内でもパトロールが強化され、トンデモ依頼を見かける回数は減ってきましたが、提案する前は、どんな依頼なのかしっかり確認し、イメージするに限ります。
少しでも違和感があれば、直接メッセージなどで確認し、納得してから提案するようにしましょう。
注意点2.クライアントの情報
クライアント(発注者)のプロフィールだけでなく、過去の取引における評価を確認しましょう。プロフィールについては、とても良いクライアントさんなのに、内容が薄いケースも多いんですよね。(笑)
プロフィールだけでは判断できないので、過去の取引における評価欄も判断基準にしてください。
初心者さんの場合、過去の依頼件数が多くて評価が満点に近い(4.5以上)クライアントさんを選ぶべし。星の数だけでなく、評価コメントもチェックしましょうね~!

「いいクライアントさんっぽいのに星1つ評価がある……」という場合でも、評価コメントから低評価をつけたランサーさんを巡っていったら、
クライアントさんより、ランサーさんが地雷なのかな?と感じることもありますね……。
注意点3.報酬と作業内容のバランス
- 「記事1本につき報酬が○○円」のような報酬型(固定給)
- 「1時間○○円」のような時給型
クラウドソーシングには、2つの報酬形態がありますが、案件の多くが前者、報酬型です。
報酬型であれば、文字単価を重視している人が多いけど、どんなに文字単価が高くても、
- 文章作成以外の作業がある(画像作成や選定、入稿作業など)
- 自分の得意でない、または難しいジャンル
こういう場合、作業時間がかかりすぎて、最低賃金をわっちゃうこともあるんです。
とはいえ、私はライターをはじめたばかりのとき、作業時間と報酬を割って時給換算したら500円切ってました。(笑)
なので、最初のうちは相場感覚がイメージしにくいですが、10000文字500円!とか、文字単価0.1円!みたいな案件は全力でおすすめしません。
※かくゆう、私もタスク形式で1200文字300円とかやってましたが…(笑)
記事を読んだ人の未来、生まれるものをイメージすれば、作業に対する報酬が見合っているかどうか判断しやすくなりますよ。

クラウドソーシングの危険を回避!仮入金が終わってから着手しよう
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仕事を選ぶときだけでなく、いざ着手するときは仮入金(エスクロー)がされているかチェックしましょう。日本最大級のクラウドソーシングサイト、ランサーズのプロジェクト形式における仕事の流れは以下の通りです。
クラウドソーシング『ランサーズ』でのプロジェクトの流れ
- 募集に提案する
- 採用されたらプロジェクト内容を確認し、不備がなければ承諾
- 承諾後、クライアントが仮入金(エスクロー)を行う
- プロジェクトスタート
- 納品、完了報告をする
- 評価(クライアントから評価された時点でサイト上の口座に報酬が反映される)
仮入金がされていない状態で仕事をはじめてしまうと……
プロジェクト進めてたのに音信不通で連絡取れない……!納品したのに、未払いのまま……!
こういった万が一のトラブルのときにサイト側も対応できなくなります。
仮入金(エスクロー)こそ、ランサーズやクラウドワークスを利用する上でのメリットです。仮入金されないままススメちゃうと、トラブルが起きたとき、為す術がありません。
たとえクライアントさんが、
と言っても、仮入金が終わるまでは着手しちゃダメってことになっているので要注意。
ランサーズの利用規約にも記されています。

クライアントは、プロジェクトを構成する個々の計画につき、ランサーがこれに着手する前に、第10条2項に従い、料金のお支払い手続きを行い、仮入金の手続を行うものとします。仮入金の手続の遅延によるプロジェクトの遅延については、ランサーは責任を負わないものとします。
もしも仮入金の遅れでトラブルに発展した場合、またそれ以外でも困ったときはランサーズのサポートに相談しましょう。
危険を回避するクラウドソーシングサイト3選
私が知っている限りで、仮入金(エスクロー)制度があるクラウドソーシングサイトは以下3つです。
自分が使っているから把握できているだけなのですが……。まずはこの3つのサイトをおすすめします。エスクロー制度があると、報酬の未払い対策になりますよ!
クラウドソーシングでトラブルなく受注するポイント
依頼内容が詳しくなかったり、はじめてのお取引だったりする場合は、ヒアリングに徹底しています。
たとえば『自動車保険に関する記事』という依頼内容があったとします。
- どんなときに自動車保険が役に立つのか?
- 自動車保険とはどんなものなのか?
などの内容を盛り込みながら、ユーザーに「自動車保険の重要性を知ってもらい、契約に繋げる」目的の記事です。
こういう依頼内容でも、なんとな~くイメージがつきますが……。
- 文章体は「ですます調」なのか、「フランク」なのか、
- すでに既存している記事、足りていない記事について、
- セールストークは控えめ?ゴリ押し?
という疑問も浮かんでくると思うんですよね。とくにはじめてのお取引だと、掲載するサイトの雰囲気や既存記事の内容がわからないと思います。ちょっとでも引っかかった部分はしっかり確認しましょう!
そうすることで、納品後の「もっとこうして欲しかったのに……」というトラブルも回避できますよね。
依頼内容だけで求められているもの、すべてを読み取れれば完璧、いうことなし。ですが、私はわりと細かく確認しちゃいます。不安だから。(笑)
クラウドソーシング初心者さんにはタスク形式がおすすめ!
と……初心者さんがクラウドソーシングを使う上での注意点に触れてきましたが、百聞は一見にしかず。まずは試しに登録してみて、クラウドソーシングがどういうもサービスなのか知ってください。
10000文字500円!とか、文字単価0.1円!みたいな案件は全力でおすすめしません。※かくゆう、私もタスク形式で1200文字300円とかやってましたが…(笑)
と、力強く言い放った私ですが、サイトの使い方を学ぶためには、タスク形式もおすすめなんです。
おすすめ理由1.タスク形式ならスマホでも作業できる!
ちなみに私はランサーズに登録した当初、ネット回線を契約していませんでした。フジテレビ系番組・バイキングで吉見さんが月収50万円稼ぐ主婦として登場していて……
っていう疑いの気持ちで登録したので、まずはタスク形式でお試ししてみてからネット契約しよ!って。(笑)
当時の作業履歴がこれです。

アンケートとか、簡単な記事執筆とか…10円、1円単位のタスクもやっていました。
娘はも生後9ヶ月でしたが、スキマ時間でスマホでできる範囲のタスクをこなして、クラウドソーシング初心者でも1万円稼ぐことができたのです!
サイトの使い方がわからないうちは、難しく感じるかもしれません。けれど、使い方さえマスターすれば、仕事の幅も広がっていきますよ^^
【結論】クラウドソーシングの危険は自分で回避できる!
ランサーズやクラウドワークスなど、クラウドソーシングでの危険性、地雷案件に関する体験談はよく見かけます。クラウドソーシングでのトラブルを予防するために、クラウドソーシングを運営している会社も、アレやコレやと対策を練っているようです。
ただ、上記で紹介したポイントに気をつけたり、心がけたりすることで、クラウドソーシングの危険は回避できます。

【追記】スキルなし・主婦の私もランサーズで250万円を稼いだよ
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住んでいる場所が待機児童激戦区。しかも出産前はアルバイターでした。「月1万円くらい稼いで、携帯代は払いたいなぁ……」くらいの感覚ではじめたクラウドソーシング。
2016年6月にクラウドソーシングに登録して1年5ヶ月。今ではクラウドソーシング外でお仕事をいただけるようになり、ランサーズでの獲得額合計も250万円を越えました。

今、仕事をしているけれど、副業で3万円稼いでみたい。小さい子供がいて、働きにでれないけど、ちょっとでも仕事ができたらな……。
そんな悩みを抱えている人は試してみる価値ありです!!
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