高校や大学受験。就活や転職などなど。人生の分岐点となるときに質問されるのが「あなたの長所(強み)を教えてください」。
私は高校受験のとき、自分の長所がわからず、静まり返った放課後の教室で黙々と自己分析をしていました。
今でこそ自分の長所や短所を把握できるようになったけれど、当時の私は自己肯定感も低く、「私なんて……」と思う機会も多かったです。
どんな場面でも、自分の長所を知っていれば、自分に合っている環境を把握できたり、逆に苦手な環境に対して備えれたりと、適応力がアップします。
「自分の強みを知ったところで……」と思っていましたが、自分の強みを知ると、自分の人生がより楽しく、自分らしくなるのです。
今日は私流の『自分の長所(強み)を見つける方法』を紹介します。
- 自分の強み・長所がわからない
- 自分の強みの見つけ方を知りたい
- 自己肯定感が低い……
この記事の目次
自分の長所(強み)を見つけるたったひとつの方法
長所を見つける方法はひとつ。ずばり『短所をピックアップする』ことです。
長所じゃなかったのかよ!?と思われちゃいますが、私はこの方法で自分の長所を見つけました。(笑)
自分の長所がわからなかった中学生の頃、自分の長所を書き出しましょうと言われても「自己肯定感が低いからないよ!」と偏屈モード全開だったんです……。
居残りしながら自己分析シートとにらめっこする私に、担任の先生はこう言います。
短所から自分の長所を見つける方法
こんな感じで、私は自分の短所から長所を探してみることにしました。
当時、私が自分の強みを見つけるために行った具体的な手順は以下の通りです。
見つけ方1.自分の欠点を書き出してみる
コピー用紙でも、スマホのメモ帳でもなんでもいいです。思いつくまま、自分の欠点を書き出してみましょう。
- 自己主張が強すぎて協調性ナシ
- 興味がないことはできない
- 説明を聞くのが苦手
- 後先考えず、思いつきで行動してしまう
- おおざっぱ
うろ覚えですがこういった短所が思いつきましたね。
見つけ方2.書き出した短所をポジティブ変換
自分の欠点をリストアップしたら、今度はポジティブ脳に切り替えます。ここで役に立つのが類語辞典です。
たとえば私の欠点である『おおざっぱ(大雑把)』。これを類語辞典で調べてみると、こういう意味が隠されていました。
細かいことにこだわらない、大雑把で大らかな性格のこと
引用:weblio辞典
そのほかにも、ネガティブな意味合いの言葉が出てきますが、この段階ではポジティブな意味だけに注目してください。
上記工程を繰り返しながら、短所を長所に変換していってみましょう!
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短所から長所を見つけると就職や受験でも役に立つ!
自分の強みがわからない人が長所を見つける方法として、「短所から長所を見つける」と書きましたが、就活や受験など、面接のときにも役立ちます!!
自己アピールで「あなたの長所は?」という問いを素直に答えちゃうと、だいたい裏もかかれるからです。(笑)
「私の長所は人の意見に流されない、強い意志を持っていることです!」とアピールすれば「周囲の意見に対してはどうですか?あまりに強すぎると、協調性がないのでは…」と言われたり、
「私の長所は慎重なところです。何事に対してもしっかり考えてから行動します」とアピールすれば「ではあなたは、行動を起こすまでに時間がかかるタイプでしょうか?」とさらに裏をかかれます。
面接あるあるですが、これは面接官の意地悪ではありません!
自分の性格をどこまで把握して、どう付き合っているのか?という部分を確認されているだけなのです。
どんなに素晴らしい能力をもっていても、能力の使い所がわかっていないと実力を発揮できませんよね。もしも今あなたが、やりたい仕事がわからなかったり、なりたい自分になれていなかったりするなら『能力』を伸ばすことより、今できる『能力』に視点をあててみてください。
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まとめ|あなたの欠点にはあなたの強みが隠れている
- 人に自分の長所を聞いてみる
- 過去に褒められたことを思い出す
こういう方法で長所を見つけるのもアリなのですが、自分の強みがわからないときって、周りに対しても疑心暗鬼になっていたりもするのです。私はそうでした。
せっかく褒めてもらっても…「本当にそうなんだろうか?」と、心では納得できないこともあるんですよねぇ。
ですが、自分の長所がわからなくても、自分の短所を把握しているあなたは必ず強みがあるはずです!!!
「ここが苦手だから、こうしよう!」って、自分なりの対処方法を知れますからね。
また、漠然とすげぇえぇあの人!って思っちゃうようなキラキラしている誰かだって、必ず欠点はあります。
自信満々に見える人ほど、今回紹介したような方法を繰り返し実践しているんです。
「私なんて…」と思って、良いところが見つけれないときは、短所をとことん分解してみてください。きっと、その裏側にはあなたらしい長所が潜んでいますよ。