7月の末、第二子となる2850gの男の子を出産しました。
上の子のときよりは分娩時間が短かかったのですが、初産の経験を元に計画的な誘発分娩です。
誘発分娩・促進剤を使って出産する人、また2人目の出産で悩みを抱えている人の参考になればいいなと思うので、書き留めおきます。
ついでに出産直前・直後、あと産後1ヶ月までのお腹の変化も記録しました。(こちらはちょっとお見苦しいので、見たくない人は飛ばしてください…)
この記事の目次
【前提】2歳差出産!妊娠の経過や環境
*家族構成や妊娠中について
まずは前提として我が家の環境について。
1歳11ヶ月の長女と夫の3人暮らしで、出産当時、上の子は週に3日程度、一時保育に通っていました。
ただ、私の実家も義実家も車で片道3時間の距離にある核家族。
出産後は1ヶ月、一時保育にも預けられないことになっていたので……上の子どうしよう問題浮上!!!
ちょうど、義姉が夏休みだったので預かってあげようか?と声をかけていただきましたが、我が家は私も主人もフリーランスです。
と思い、入院中は主人と長女で過ごしてもらうことを決心しました。
ちなみに妊娠中は切迫早産とのことで自宅安静を言い渡されます。
イヤイヤ期まっただなかの長女との安静はキツかった(泣)
いつ陣痛が来ても慌てないように、陣痛タクシーはバッチリ登録しました。
陣痛タクシーについて
*産院は個室のある個人病院
1人目はICUも完備され、産科以外の科も併設している総合病院で出産しました。
評判も良い病院だったのですが……
- 感染病予防のため入院棟へ入れるのは新生児の父親と祖父母のみ
- 妊婦健診では3時間待ちがザラ
- 母子同室の4人部屋
- 完全母子同室
- スパルタ母乳推奨
- 前回は分娩台が空いてなかった……
- 無痛分娩は扱っていない
この要素から、今回の出産は全室個室の個人病院に通うことに。
初産がトラウマチックになっていて、
と、心に決めていたし、
ICUはないものの万が一なにかあったら、前回出産した病院が受け入れ先となっていたので、それも安心できたポイントです。
総合病院と比べ、6万円ほど出産費用に足が出たけど…結果的に大満足でした。
*計画的な誘発分娩を選んだ理由
安静が解除となった臨月。そこからアクティブに歩き回って長女との時間を楽しんでいたのですが……
生まれる気配なしっ!!!!
あれ?絶対安静ってなんだったんだ…と拍子抜けました。(笑)
初産のとき、予定日を2週間超過して促進剤で誘発するため入院となったので、「今回もそうなるかもね」と先生。
ただ、そうなるとお盆休みにバッチリかぶってしまいます。
- 担当の先生がいない日程がある
- 娘の受け入れ先が不安……
- 病院の受け入れ体制
これらの点を配慮して、予定日の朝まで陣痛が来なかったら、入院して促進剤を使用することに決めました。
促進剤は痛みが強いなんて話も聞きますが、1人目のときは丸1日の陣痛&促進しても産まれないって感じだったので、抵抗はなかったです。
2人目の出産レポを時系列エピソードでまとめたよ
スポンサードリンク
40w0dの朝9時。やっぱり産まれる気配はなく、タクシーを呼んで病院へ。
この日、長女は17時まで一時保育でしたが、主人は友達を助っ人として召喚していました。
親でもなく親戚でもない主人の友達(30代独身)がヘルプに来てくれる我が家って…(笑)
LDRでの出産当日
AM09:00(産院へ到着)
病院に到着。
静まり返った病院で診療の準備をしていた受付のお姉さんに声をかえ、診察を待ちます。
「促進剤効くんだろうか……」と急に不安になる。
AM09:20(子宮口2cmでバルーンを入れる)
先生が来て、内診開始。
子宮口は相変わらず2cmくらいだったので、子宮口を広げるため、バルーン挿入。娘のときは予定していたバルーンを回避して促進剤のみだったので、未知なる痛みにドキドキソワソワ。
ちなみに私が処置してもらったバルーンは、膨らんでいない風船を挿入して、そのあと空気を入れる、なかなか原始的なやつでした。(笑)
バルーンの処置自体は痛くないんですが、挿入後10分経ったあたりから、ズーンと懐かしい痛みがやってきます。
おもた~い生理痛のようで、陣痛ってこんな感じだったかも?
それと、無痛分娩についてですが……この病院では子宮口が5cm以上になってから麻酔をするとのことでした。
先生は「そのとき決めたらいいよ~。もしかしたら必要ないかもしれないし」と。
AM10:00(LDRへ移動。促進剤を開始する)
陣痛室と分娩室が一体化になっている、『LDR』という部屋に移動します。
LDRとは、陣痛・分娩・回復までをすべて行える部屋のこと。分娩室まで歩いていく必要がなく、出産後も同じ部屋で回復ができるのがメリットです。
そして、促進剤(点滴)開始。
どういうわけだか、LDRの照明はラブホを彷彿させるピンク色ではないか!
なんだか落ち着かないので、色を変えてもらうようにお願いすると……
「すみません。壊れててピンクしか出ないんです!ロマンチックでしょ★」と交わされました。
さて、本題に戻り……促進剤の点滴は2回目ですが、点滴が刺さりにくい私はどんな点滴でも、すっっごい痛い思いをするんです。(笑)今回も血管が逃げまくります。
首をかしげた看護婦産が入れ替わり立ち替わり…見るからにベテランそうな看護婦さんが打ち直してくれました。
合計、5回ほど針を刺され、めっちゃ痛かったです。
AM10:30(促進剤から30分後、生理痛レベルに)
痛いっちゃ痛いけれど、まだまだ生理痛レベルです。腰の違和感はバルーンで子宮口が広がっている証拠なんだとか。
定期的に尿意が訪れるも、ちょっと遠いトイレまで歩いて行ける!!
担当してくれる助産師さんがこまめに様子を観に来てくれて心強かったです。
小さな産院だと妊婦さんも少ないから、総合病院みたいに人が足りないパニックが少ないのかも?
徐々に痛いな~って思う瞬間が増えたけど、こんなもんじゃなかったなと耐えます。
「産まれるときにうんことか出たらどうするんですか?」と助産師さんに尋ねる余裕がありました。
ちなみにうんこについてですが、万が一出ちゃっても、迅速な早さで撤収されるようです。
立会い出産でも、お股の正面で待ち構えてるご主人は少ない(このポジションにはお医者さんや助産師さんがいます)と思うのでご安心を!!
AM11:00(子宮口が広がり、痛みが和らぐ)
バルーン効果で4~5cm子宮口が広がったので、バルーンを抜いてもらいます。
同時に、腰の違和感や変な痛みがスッと取れました。逆にお産は進んでるの!?って不安に。(笑)
前回のお産がトラウマレベルで脳内にインプットされているので、これからの痛みにビビりながらも、出血はないし、赤ちゃんも真ん中にハマっていないなっていうのがわかりました。
無痛分娩どうする?と尋ねられます。
が、わりと行けそうだったので、やばくなったらお願いしますと一旦、お断り。
PM12:00(実は陣痛がきていたよう。グリグリを体験)
お昼ごはんを完食。総合病院よりも豪華なメニューでびっくり!
お腹につけるモニターで痛みの感覚と痛みのレベルがわかるんだけど「涼しい顔してるけど、我慢強いね!もう陣痛きてるよ。夕方までには生まれるんじゃないかな?」と助産師さん。
なんて疑い深くなります。これから訪れる痛みはきっともっと痛いんだと、自分に暗示をかけていたお陰?で、痛みに堪えれていたみたいです。(笑)
先生も内診に来て、噂のグリグリを体験。ヒョー!痛い!!!
主人がお茶や飲み物を買ってきてくれたのですが、第一声目が
「なんやこの部屋ラブホみたいな色合いやな」でした。
ええ、私も気になってるんです。ずっと。特に用事もなかったので、一回帰ってもらい、優雅にヒルナンデス!を観ていました。
PM13:00(無痛分娩をやっぱりやめるw)
痛みの感覚も狭くなってきているし、陣痛っぽいな!と思え始めるほどグリグリ効果はテキメンです!
まだまだ大丈夫って思っていましたが……痛くない間隔のときに寝落ち始めます。
これ、痛さ我慢し体力消耗した証拠かと思われる。(笑)
私の様子を見て、先生は「無痛分娩の麻酔すると5万円かかるし、こっから早いと思うよ~」と、おっしゃっていたので、結局麻酔は施さず………。
妊娠初期から「絶対無痛分娩にする!!」と思っていたのですが、貧乏性が顔を覗かせてきましたねぇ。痛いけれどまだ損得を考えられる程度だった(笑)
ちなみに促進剤の点滴は1時間ごとにレベルアップしていきます。
「促進剤はすぐにマックスの痛みが来る…」なんて体験談も聞きますが、私は徐々に徐々に痛くなる感じでした。薬の調整をする先生にもよるのかな?
PM14:00(尾てい骨が割れそうな陣痛を味わう)
「赤ちゃんが横側にいるね~」と言われる。「しんどくない程度に反対側に向くと、真ん中に来やすいよ」と教えてもらいやってみました。
明らかに痛さの種類が変わってきて、尾てい骨割れそうな感覚に襲われます……
PM14:20(まじで早く産みたくなる)
マックスに痛くなる。主人も到着。このとき友達は車の駐禁番をしてくれていたそうです。(笑)
到着したんだけどもう産まれるとのことで、前処置?のため、主人は外で待機。このあたりにくると、痛いというよりとにかく出したい!!って感じです。いや、痛いんだけど。
PM14:30(陣痛マックス・破水させる)
主人入室。このとき痛みはマックスです。
出産の痛みは何に似てる?と聞かれるけど……生理痛と下痢みたいな。1年間便秘したのに我慢しろって言われている感じ?かな……。
助産師さんが、破水させまーす!と、再びグリグリ。下がってきているのがわかります……
初産のときはとにかく痛くて痛くて、あんまり息が出来ていなかったので、今回は呼吸を意識してみました。
体に力が入ると、赤ちゃんが出て来にくいとアドバイスされたので。
この作戦がわりと良かった!!!!
気張ってもいいよと言われ、2回気張ったあたりで赤ちゃんの肩が見える。
肩がひっかかるから、「もう気張らなくていいよ~!」と言われ、助産師さんがゴソゴソしたらつるんと出てきました。
男の子。うまれました!
PM15:00(おまたを縫い合わせる)
いざ、産まれたときは、あれ!?出てきた!!!!と拍子抜けます……。
その後、胎盤を出してもらったり、お股を縫ってもらいました。ずっと痛かったからこの縫い合わせがほんまに怖くて。冷静に考えてみると、大したイタさじゃないはずなんだけど、精神的にもう無理な境地ですw
胎盤は、前回の出産のとき見れなかったから今回は写メまで撮影!!
産まれたばかりの赤ちゃんはふにゃふにゃ、ゆでタコっぽい感じです。語彙力なさすぎ
上の子のときより、ガッツ石松感が少なくて「あれ?赤ちゃんってこんなんやったけ??」という印象でした。
「しんどそうやったけど、まだまだ行けそうやったで!」と声をかけられかるくキレる。
産後の天使モードでも、普段通りムカつけた私は元気だったんだと思います。(笑)
2人目の分娩時間は1人目より早い?初産と違った点について
※産院で食べたお祝い膳
初産は1日以上、痛くて痛くて…母子手帳の記録にも『分娩時間18時間』と記載されていました。(うせやん、ずっと痛かってんけど!!)
が、2年ぶりの出産だったからなのか、今回の分娩時間は短く、4時間くらい。スピード安産の枠に入るかも!
妊娠中の体重増加は前回が+23kg。
今回は10kg未満だったので、それも関係があるのかもしれませんね。
さすがに23kgも増えちゃったときは、かなり注意されましたし、分娩中に「産道がむくんでいる!!」と言われたのを覚えています。
あと、促進剤は痛いと噂ですが……私の場合、比較対象がありません。
微弱陣痛から始まった1人目のときは、促進剤を入れた瞬間、お産が進んだし……。
そういう部分を考えると、お医者さんの的確な判断と、母体の状況によってはメリットが大きいのではないでしょうか?
とにかく、1人目と明らかに違った点は「安心感」です。
今回は総合病院じゃなくて、個人病院だったから(?)陣痛の間も助産師さんがついていてくれて、こまめに様子を見てくれていたので、安心感が格段に違って、リラックスできていました。(本当に本当に良い助産師さんだった!!!!!)
あと、隣の妊婦さんが気にならないっていうのも、私にとっては嬉しいポイント。
陣痛室で何人か陣痛に苦しんでいると、隣が気になって気になって仕方ないんです。
自分より後に入ってきた人が先に出産したり……
「死ぬ----!!」とか聞こえてきたり……
そのたびに『え、ちょっと待て。死ぬの!そんなに痛いの!』と、これからがめっちゃ怖かった。
周りの環境に影響を受けやすい人は個室のLDR出産がおすすめです。
2人目の出産・後陣痛は1人目よりも痛い?
スポンサードリンク
2人目は1人目よりも分娩時間が短縮される傾向にあるものの……
後陣痛は聞いていたとおり、前回より痛みマシてました。
出産当日よりも産後3日目がピーク。
夜、寝てるときに『ウッ』となるレベルです。が、退院する頃には良くなりました。
あと…お股ですが…
産後、お股を縫ってもらうとき、先生が「あっ、ごめん。ちょっと間違えた!」とおっしゃていたので、ハラハラしていましたが、ちょっときつめに縫われたっぽい。
【おまけ】出産直前と産後のお腹・体重変化
おまけで、出産直前(40w)と産後1日目から、1ヶ月までのお腹の変化についてまとめておきます。
臨月のお腹と産んだあと(産後当日・1週間・1ヶ月)
こちらが出産直前である10ヶ月の写真と産後直後(6時間後くらい?)の写真です。
あれ……ほんまに産んだの!?!?!
産んだ直後は思ったよりも変わってないです。
こっちが、出産から1日目、3日目、4日目と産後1週間の変化。
出産後はむくんでいますし、子宮の大きさが戻るまで時間がかかるので、すぐにぺったんこになるわけではありません。
出産から1ヶ月経つと……
これくらいまで凹みました。
産後1ヶ月が経過し、悪露もなくなったあとから、ワコールのシェイプアップマミーというガードルで悪あがきしています。
妊娠中から出産後までの体重変化!産後はマイナス5kgに
前回の教訓を胸に、体重管理をしていたので、妊娠期間に増えた体重は10kg以内に抑えることができました。と、いうのも途中で急性胃腸炎になっていたし、増えなかったというのもありますが(苦)
退院当日の検診では、出産直前の体重からマイナス4kgでした。胎盤と赤ちゃん、余計な水分が減ったようです。
産後の一ヶ月検診では、退院当日よりマイナス1kg。なので出産当日〜産後1ヶ月からマイナス5kgですね。もう最近は怖くて体重測っていませんが・・・。
さいごに
出産の体験を文字に起こしてみると、痛い痛い連発しているので、これから出産を控えている方の不安を煽ってしまったらごめんさい……。
私は2人目・2度目の出産でしたが・・・
スピード安産だろうが、分娩時間が長かろうが、帝王切開だろうが、なんだろうが…出産は痛いし、命がけです。
「産んだら痛みなんて忘れるよ~」と言われたこともあったけれど、初産の痛みだって今でも忘れてはいません。ねちっこい人間です。
けれど、出産中、頑張ってるのは自分ひとりじゃありません。赤ちゃんもお外の世界に出てこようと頑張っています。
ちなみに私は子煩悩のタイプではないので、初産のときは『そんなん言われたって痛いよぉ』と涙ぐんでいました。(なのに出産直後は感動したし、嬉しかったけど涙までは出ませんでした。そういうタイプです。)
こんなときは、出産した周りの友達の顔を思い浮かべて、勝手に自分を励ますというセルフ応援団を脳内に派遣しましょう!
あまり気のきいたことは言えませんが、出産後のすっきり感は今までに味わったことのない感覚です!!!!
2人とも、出産後の第一声は
でした。
そして、出産から5ヶ月が経ちましたが、子育ては悩んだり、いらっとしたり、愛おしかったり…となかなかオモロマンティックです。
これから出産を控えている方、そして産まれてくる赤ちゃんの健康を心から願っています。
出産準備中のママさんにおすすめなのが、『Amazonベビーレジストリ』です。
欲しいものを登録してギフトを贈り合うサービスなのですが、出産準備中のママさんに嬉しい3つの特典があります✨
- 出産準備無料BOXがもらえる(条件あり)
- 対象商品2品まで即割引で購入可能
- 『20OFFクーポン』などが定期的に配信される
出産準備無料BOXをもらう条件のなかに、Amazonプライムへの加入が必要ですが、Amazonプライム会員になると、オムツやおしりふきを定期便で購入して割引になるキャンペーンもありますよ!
こちらのブログもおすすめです!
- 生後6ヶ月になった赤ちゃんの成長記録!体重や授乳回数・生活リズムは?
- あたしおかあさんだからって、そんなことより「今日、私はお皿を洗わなかった」話をしよう。
- 乳幼児を育てる主婦ライターが語る!パートにはない在宅ワークのメリットとは