「普通は高校卒業後に進学するか、就職するか」
「常識的に考えて、わかるだろ!」
生きている世界を取り巻く『普通』って言葉。誰にとっての普通なのでしょうか?
私は天才とか、異彩を放っているわけではないんですが、ちょっと偏屈な性格なので、
「普通じゃないね」と言われることが多かったような気がします。
※変だね!を優しく表現してくれていたのかもw
中二病もビックリなDQN脳なので、そう言われるたびに心がホクホク、嬉しかったのだけれど、
周りを見渡してみると「普通じゃない」って言われると落ち込んじゃう人もいるんですよね……。
『普通』って、なんだと思います?
普通とか、常識とか、一般的って何なんだろう?
普通って便利で汎用性が高い言葉で、幼稚園児からご老人まで老若男女を問わず多様されていますが、
普通とか、常識とか、一般的って、なんだろう?
[名・形動]特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。
引用:コトバンク
うん、知ってます。
考えれば考えるほど、普通のゲシュタルト崩壊です。
でも、どうしてこの言葉が附に落ちないんだろう。
その答えは、人によって「多数派だと認識しているもの」が違うから。
認識の違いが引き起こす、『普通』の違和感
個人が多数派(マジョリティー)であると認識しているものに、『普通』って言葉が使われているので、
たとえば、
「ここのランチ、内容の割に普通だよ!」
と、言われたとしましょう。
お、まじ。じゃあ行く~!とノコノコついていったら、普通だと思っていたランチの値段が3,000円でした。
どうでしょう?
私だったら、高いじゃんって印象を受けますね。
と、いうのも私が普段、ランチに使うお金が1,000円前後なので……。(小声)
要するに、普通は今まで生きてきた人生や環境によって作り出されるものということ。
私の主人は大卒なので、大卒が普通と思っていますが、
私自身は通信高校卒なので、「もしかしたら、高校も必要ないんじゃね?」と思っているタイプです。
一緒に暮らしているパートナー間でも『普通』に対する温度差は生じるので、気にしていると、キリがないのかも。
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あやふやで、定義できない言葉、それが『普通』
と、程度の低い例え話で『普通』について考えてみましたが、
この言葉、あやふやで不確かだけど、定義出来ないことは確かです。
きっと、残業が当たり前な職場で働いている人同士が集まれば「残業するのが普通」と感じるでしょうし、
残業が滅多とない職場で働いている人同士が集まれば「普通じゃない」と思うでしょう。
自分が今いる環境、そして今までの経験を元に作り出されているので、そこの感覚が違っても、仕方がありません。
なので私は、『普通』は今の環境が作り出す認識……いや、妄想にすぎないと思っています。
※普通とは?自分らしい生き方って?と悩んだときに出会った『ベロニカは死ぬことにした』。
ショッキングなタイトルだけど、人生のバイブル!
あなたにとっての普通は誰かにとっての普通じゃない
そして私は声を大にして言いたい。
「普通じゃないね」と言われて落ち込んでしまうなら、土俵を変えてみて!と。
今の環境があなたに合っていないって可能性もあるし。
「普通じゃない」と言われる部分が生かせる場所だってあるかもしれません。
そして、自分が認識している『普通』は、誰かの『普通』とズレがあるということを把握しておけば、普通の押し付け合いっ子が生まれず、コミュニケーションの中での引っ掛かりも少なくなると思います。