Webライターのボーボーママです。突然ですが『SEO対策』という言葉を耳にしたことはありますか?
SEO対策とは検索エンジン最適化と呼び、Web検索結果で記事を露出させるための方法です。
この記事では、これからWebライターになりたいWebライティング初心者さんに向けて、絶対に抑えておきたい最低限のSEO対策のポイントをお話します。
- 超ド初級のSEO対策がわかる
- これからWebライティングをはじめる人向け
この記事の目次
Webライティングに必要な『SEO対策』とは?
SEO対策は(Search Engine Optimization)は特定のサイトや記事を検索結果で露出するための対策です。
特定のサイトや記事にユーザーを集客させるために、SNSやリスティング広告を使用することもありますが、検索結果で上位に表示されると費用をかけることなく一定の集客を得られるのです。
SEO対策を行うことで、検索上位に食い込みやすくなり、サイトや記事をより多くの人に読んでもらう機会が増えます。
Webライターは最低限のSEO対策が求められる
一口にWebライティングといえど、キュレーション記事であったり、ブログ代行であったり、コラムであったり、ノウハウ系の記事であったり……。
案件によって記事の使用目的が大きく異なります。
が、クライアント側から「SEO対策を意識せず書いてほしい」と言われた案件は、最低限のSEO対策が必要だと思っておきましょう。
Webライティング初心者が絶対知っておきたいSEO対策のポイント
ちなみにこれからご紹介するSEO対策は、最低限知っておきたいポイントです。
テクニカルなSEO対策を知りたい方には参考になりません(笑)
「そもそもSEO対策ってなんだろう?」と思っている方だけ、読み進めてください。
1.検索されたいキーワードとペルソナを決めよう
クライアントからテーマを渡されて執筆に取りかかるとき、なんとなく書いていませんか?
SEO対策と聞くと、すっっっっっっっっっっごい難しそうなイメージがあるのですが、まずは「どんなキーワードで検索する人に読んでもらいたいのか?」を想定してください!!!
たとえばダイエットに関する記事を依頼されたとしましょう。
そもそもダイエットにはたくさんの種類があります。
女性がダイエットをするのか?男性がダイエットをするのか?
何歳くらいでどんな生活の人に向けた記事を書くのか?
3キロ痩せたいのか?10キロ痩せたいのか?
記事の内容・ターゲットをしっかり決めることで、狙うべきキーワードが把握できるのです!!
「産後の女性におすすめなダイエット方法を記事にしよう!」
ここまでターゲットと記事の内容を決めたら、狙うべきキーワードは『産後ダイエット おすすめ』とかになるはずです。
なぜ、このキーワードになったのか?その理由は超シンプルです。
あなたがおすすめの産後ダイエットを知りたい場合、「産後に痩せたいからおすすめのダイエット方法」と検索しますか?
きっと「産後ダイエット」とか「産後ダイエット おすすめ」と検索するはずです。(笑)
2.Googleシークレットモードでリサーチしよう
テーマにするキーワードが決まったら、さっそくGoogleでリサーチをはじめましょう。
検索してほしいキーワードを実際に検索して、どんな記事が上位に表示されているのか確認してください。
そこにだいたい、ユーザーが求めている情報が反映されていると考えておきましょう。
また、検索結果の下段部分に「関連する検索キーワード」という項目があります。
👇こんな感じです。
ここにあるキーワードも需要があるキーワードなので、記事の中に盛り込むといいですよ。
た・だ・し!!
リサーチをする際は、ぜっっったいGoogleのシークレットモード(プライベートモード)を使ってくださいね。
シークレットモードにせず検索すると自分の検索履歴が反映して、正しい検索結果が表示されません。
また、ほとんどのユーザーがGoogleを使って検索をしています。リサーチをするときは、Yahoo!やSafariではなく『Google』で検索してくださいね。
Googleシークレットモードの使い方
Google Chrome(グーグルクローム)のウィンドウ、いちばん右側にある3点マークをクリックします。
『新しいシークレッドウィンドウ』という項目が出てくるのでそこをクリックします。
すると、全体的に黒いウィンドウが出現します。これがGoogleシークレットモードです。
3.見出しとタイトルを効果的に使おう!
どんなに良い情報を盛り込んでも、タイトルと見出しに検索してほしいキーワードや、そのキーワードに関連するキーワードを、見出しやタイトルに入れないと読まれません……。
検索順位を決めるために、クローラというロボットがネットの記事を徘徊しています。
クローラは、ロボットなので見出しやタイトルに入っている『キーワード』を嗅ぎ付けて記事をチェックしているのです。
SEO対策ができているタイトルの条件
記事のタイトルは検索結果で28文字程度しか表示されません。
なので、なるべく簡潔に記事の内容が理解できるタイトルをつけましょう!
ここにもしっかり、キーワードを盛り込んでください。
たとえば、東京で有名なパンケーキを紹介する記事を書くとき……
これでは、何について書いてあるか想像できません。
東京のどこで?
誰におすすめなパンケーキなの?
ユーザーが知りたい点を踏まえてタイトルを決めると以下のようなタイトルになります。
このタイトルなら、「東京の原宿で女性が好きそうなパンケーキを食べられるお店を比べられる」とイメージできますよね!
また狙っているキーワードは前半15文字以内に登場させたほうがいいと言われています。
SEO対策ができている見出しとは?
私もランサーズでWebライターをはじめて1年くらい経ってから知ったのですが(笑)見出しの使い方もしっかり覚えてください!
見出しとはタイトルの次に重要な意味をもっています。
大見出し・小見出しとも呼ばれていて、この『見出し』も上手に活用していかなければ読まれません。
- 大見出し(h2)
- 小見出し(h3)
- 小見出しの小見出し(h4)
各見出しには、いちばん狙っているキーワードだけでなく、関連するキーワードも入れてください。
詰め込みすぎると逆にスパムと見なされる可能性もあるので、不自然でない使い方をおすすめします!
上手なタイトル、見出しの使い方はこんな感じ👇
タイトル:東京原宿のパンケーキ!女性におすすめな3店舗を比較
〜導入文〜
<h2>東京原宿で人気のパンケーキ店をレビューしました!
<h3>おすすめ1.●●|イチゴのふわふわパンケーキ
<h4>おすすめポイント!原宿駅から徒歩3分
<h3>おすすめ2.●●|メレンゲふんわりパンケーキ
<h4>おすすめポイント!1000円ポッキリで低価格
<h3>おすすめ3.●●|東京パンケーキのレジェント
<h4>おすすめポイント!昔ながらのパンケーキが食べられる
<h2>パンケーキ店の混在していない時間帯は?
<h2>まとめ
赤字が大見出しとなるh2部分です。よく勘違いしてしまうのですが、h2からh6まで順番に使えばいいというわけではありません。
大見出し(h2部分)は小説でいう『第1章』みたいなニュアンスです。なので小見出し(h3)は、『第1章のなかのシーズン1』という感じ。
大見出し(h2)しか使用しない構成もありますよ〜!
記事の内容・話が『転換』する部分に、見出しを使って『メリハリ』をつけて読んでもらうようにしましょう。
Webライティング初心者さんにありがちな見出しの使用例
私もWebライターになるまでは、見出しを上手に使うことを意識していませんでした。
たとえば旅行にいったという記事も……タイトルだけつけて、見出しを入れていなかったり、見出しの順序(h2を使わずh3だけで書いているなど)も間違えていたのです。
ホテルのレビュー記事をテーマに、初心者さんがやりがちな見出しの例を書いてみます。
タイトル:●●ホテルで2泊3日宿泊しました!レビューします
〜導入文〜
<h2>●●ホテルで家族と一緒に宿泊しました
<h2>とても楽しかったです!
<h4>朝食が美味しい!
<h2>まとめ
この構成・見出しの使い方の問題点は以下の通りです。
- ただの日記になっている
- キーワードが決まっていない
- h3を使わず、h4を使用している
さきほどの構成・見出しをSEOを意識してリライトするとこんな感じ。
タイトル:●●ホテルはコスパ最高!料金・部屋・食事を子連れママがレビュー
導入
<h2>大阪で話題の●●ホテルに家族4人で宿泊しました
<h2>●●ホテルをママ目線で辛口レビューまとめ!
<h3>宿泊した部屋のスペック・料金は……?
<h4>宿泊料金を安くする方法
<h3>ホテルフロントの朝食は500円なのに豪華!
<h3>車で10分の場所に●●がある!
<h3>ママに優しいルームサービスもあり
<h2>●●ホテルをおすすめする理由
<h2>まとめ
この構成・見出しなら、誰が誰に向けてどんな情報をまとめているのか、見出しだけで把握できます。
SEOに強いWebライティングの特徴とは?
SEO対策には『ぜったいコレ!』と言い切れる魔法の対策は存在しません。
キーワードを決める、ペルソナ(ターゲット)を想定する、タイトルと見出しを上手に使うこと以外にも、いくつか対策はあるのですが、どんな対策をしてもユーザーにとって有益な情報でないと検索上位に喰いこめないのです。
Googleアルゴリズム(検索順位が高くなる条件)は日々、変動し続けています。
実際に私も、キーワードをしっかり選定して、ガッツリ時間をかけた記事でも、狙ったキーワードで上位をとれないこともあるんです。多分、凄腕アフィリエイターさん、ブロガーさんでも、そういう経験はあります。(笑)
Googleアルゴリズムを追いかけ続けることも大切です。
しかし、まずは最低限のSEO対策を抑えて、記事を読んだユーザーにどれだけ有益な情報を提供できるのか?という部分に力を入れてみてください!
狙うキーワードや記事内容が思いつかないときは?
キーワードを決めたり、記事の内容が思い浮かばなかったりするときは、無料ツールを使って潜在ニーズを調査してみましょう!
上述で紹介した『関連キーワード』は、メインワードを検索する人のニーズを調査できます。
ただ、Googleの検索候補だけでは需要が把握しきれません。
私はきつねさんのkeysearchで、キーワードマップを眺めながら、記事のイメージを膨らませています。
逆に知りたい情報なのに、Web上にない記事も、もしかするとお宝ネタかもしれませんよ!
まとめ.Webライティングは実践でスキルアップしよう
SEO対策もWebライティングも知識を詰め込むだけでは上達しません。
Web上で記事を公開したあと、実際にどんなキーワードで読まれているのか?
検索順位がつかない記事と順位がついた記事では何が違うのか?
記事を書いたあとも検証する必要があります。
Webライターさんなら、クライアントに公開した記事の状況を伺ってみるのもいいでしょう。
どんなに力を入れて書いた記事でも順位がつくまで3ヶ月ほどかかります。(私はほぼ3ヶ月かかっています……)
すぐに結果が見えるような対策ではありませんが、Webライティングをする際、必ず求められるスキルです。
まずは最低限のSEO対策を意識して、実際に記事を書いてみるところからはじめてみましょう!